合川小春

夏生まれです! うさぎと豆腐と本が好きです!

逃走日記!

こんちは!

電車のつり革の輪っかのところに、首がスポッとはまっちゃったらどうしよう。

そんなことを考えています、合川小春です。

 

 

突然ですが、皆さんはヤンキー怖いですか?

私は怖いです。

私のナワバリは治安が終わってるので、中学時代は駅前や学校の裏、公園の森の中でクラスのヤンキーが悠々とタバコを吸っていたり、白昼堂々他校のヤンキーの自転車を燃やしに出かけていたりしていました。

終わってる。

 

なのでヤンキーが単品でいても怖いですが、集団で固まっていられるとより怖いんですよね。

 

私は今日、大学帰りにヤンキー相手に(一方的に)ビビり散らかし、急斜面の土手を駆け下りて逃げるという経験をしました。

今日はその話を書いていきます!

 

 

 

今日は5時間目の授業が終わった後、委員会の活動があったため、いつもよりも遅い7時ごろまで大学に残っていました。

いつもより遅い時間といっても、普段委員会がある日は8時過ぎに解散するので、7時解散でもかなり早い方です。

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4月も後半で日が長くなったとはいえ、7時を過ぎるともう真っ暗です。

呑気にお月様の写真を撮ったりなんかしながら一人で歩いていました。

 

 

駅から大学までの徒歩通学でいつも使う一本道があるのですが、そこは街頭も少なく人通りも少ない、でも見通しは良いという、優しいんだか優しくないんだかよく分からない構造をしています。

普段なら暗くなってからでも、帰宅する人や買い物に行く大学生などの人通りがあるのですが、今日に限って誰も歩いていませんでした。

 

ちなみに以前、この道を8時過ぎくらいに一人で歩いていたら、道端に一人うずくまる女性がいてビビり散らかしました。

事件だと困るので一応声はかけましたが、「大丈夫です!」って言われました。

だとしても怖えわ。

 

 

 

さて、その道を私が一人てくてく歩いていると、道のど真ん中にヤンキーの集団が座っていました。

髪の毛が超金色のヤンキーたちが、4,5人、道をふさぐように車座になって座っていました。

集会です。

 

 

駅に向かうためにはこの道を通る必要があります。

つまり、ご歓談中の彼らの傍を「ちょっと失礼しますね^^」って通らなければいけません。

無理。

 

 

どうしてもヤンキーオンザロードを通りたくなかった私は、必死に考えました。

ふと左側を見ると、まあまあ急こう配の土手がありました(右の土手下には小川)。

 

 

そう、ヤンキーを避けて駅に向かうためには、この土手を降りるしかありません。

彼らに気づかれないうちにやるしかないのです。

f:id:AikawaKoharu:20240422230751j:image暗い

 

 

正直、周りが暗すぎて土手の藪の中はおろか、土手を下りた先も全く見えません。

私はまだ死にたくないです。

 

 

できる限り音を立てないように、静かに土手に突撃します。

イメージ画像

出典:ヤギはどうやって切り立った崖を登っているのだろう? - Quora

 

 

やったことのないスノーボードの要領で、体が倒れないように角度を調節しながら、ときどき接地時間を稼ぐために垂直に飛びながら、土手を駆け下ります。

人間、危機に直面しているときは何でもできるんですね。

 

土手の下のアスファルトに着地した時に、勢い余ってバコンッ!!って嘘みたいに大きい足音を立ててしまいましたが、ヤンなボーイズアンドガールズも物の怪だと思って気が付かないふりをしてくれるはずです。

 

 

無事に下の道に降り立った後は、ヤンキーのいる土手の下の道を「いや自分あっちから来たんで……」みたいな顔をしてしれっと通り過ぎ、事なきを得ました。

 

 

通り過ぎた瞬間、思わず安堵の表情を浮かべてしまいます。

f:id:AikawaKoharu:20240422230747j:image顔面蒼白

 

 

「助かった……」と安堵したのと同時に、「さっきの人たち、もしかしてヤンキーじゃなかったのでは…?」という疑惑が湧いて出てきました。

 

思い返してみれば、たまたま薄暗い道のど真ん中で、ちょっと派手な格好の人たちが複数人で車座になって座って話していただけですし、傍を通って歩いたからといって、わざわざ無関係の人(しかもワンパンで倒せそう)にちょっかいをかけたりするでしょうか……?

 

私の思い込みや地元の終わってる治安から、過剰反応してしまっただけのような気もします。

 

さらによく考えたら、彼らからしたらいきなり向こうの方から、何かが土手を駆け落ちるような音がしたら、色々な意味で向こうの方が心配になってしまいますよね。

 

見た目で決めつけてしまって、なんだか申し訳ないことをしたなと思いました。

しかし彼らの正体が結局何者なのか分からない以上、用心するに越したことはないのかな……とも思ってしまいました。

 

 

足首の出るズボンで藪の中を駆け降りたからなのか、今は両足首が地味に痒いです。

おやすみなさい!