合川小春

夏生まれです! うさぎと豆腐と本が好きです!

高校時代の思い出

こんにちは、合川です。

 

私には高校生の時の、忘れられない衝撃的な出来事があります。

今日はそのことについて書こうと思います。

 

 

 

私が高校3年生の秋。

部活を引退し、受験に向けた課外授業が始まっている頃のことです。

この日も夕方遅くまで課外授業があり、帰るころには外はすっかり暗くなっていました。

この日に限って友人と会えず、私は真っ暗な住宅街を一人で自転車で走っていました。

 

 

さて、私の通学路にはかなり急な下り坂と上り坂があります。

自転車を使ってこの坂を上る人は誰しもこの坂道に苦しめられていました。

そして私もそのうちの一人でした。

 

 

この日もいつものように急な下り坂を爆速で下り、そのままの勢いで上り坂に突入しようとしていました。

しかしこの日はいつもと様子が違いました。

後ろから声がするのです。

 

高校生でしょうか、若い男の人が3人、何か大声で話しながら私の後ろを自転車で走って来ます。

 

 

 

男性1「おい! 女の子がいるぞ!!」

男性2「ヒャッハー!」

男性3「ウィー! 顔かわいいか見てこうぜ!!」

3人「ヒャッハー!!」

 

 

 

怖っ!!!!キモッ!!!!

私とその3人以外には人はいないので、彼らが言う「女の子」は多分私です。

 

相手は男性が3人、こちらはか弱い乙女

しかも丸腰です。

追いつかれたらどうなるものか分かったものではありません。

本能的な恐怖を感じ、火事場の馬鹿力とでも言うのか、爆速で坂道を駆け上りました。

(めっちゃ怖かった)

 

 

しかし相手は若い男性。脚力では勝てません。

案の定、あっという間に追い越されてしまいました。

 

この時ほどヤベェと思ったことはありません。

 

 

男性1「ヒャッハー! 追いついたぜ!!」

男性2「おい! 顔かわいいかみんなで見ようぜ!!」

男性3「ウィー!!」

 

 

3人が騒ぎながら一斉に振り返り、私の顔を見ました。

 

 

 

男性1「……」

男性2「……」

男性3「……」

 

 

 

 

振り返るや否や、彼らは何も言わずに前を向いて走り去っていきました。

 

私「……」

 

 

 

 

 

 

はぁ!?

なんか反応しろよ!!!!

あたしが何も言えん位のブスって言いてぇのか!?

 

誰だって身の危険感じながら坂道全力で駆け上がったらブスになるわ!!!!

カス共がよぉ!!

 

カスじゃねぇよ! 今ブスつっただろ!?

誰だブスつったの!!!!

 

 

 

 

……取り乱してすみません。

居たたまれなくなった私は、彼らの3人の後姿を見送りながら、横道にそれて帰りましたとさ。

 

 

 

 

……そういう話です。

身の危険を感じながら坂道を全力で駆け上がったところ、その顔があんまりにもあんまりだったようで、一命をとりとめた?という話です。ハァ?

何事もなかったのはとても嬉しいけれど、地味に腑に落ちないですね。

これ新種の通り魔でしょ。

 

別に可愛かったとしても取って喰われるわけではないと思いますが、面倒なこと(ナンパや付きまといなど)に巻き込まれていたと思います。

「美人薄命」と言う四字熟語の通り、可愛すぎたり美人過ぎても大変ねということです。

 

というか、上り坂を激チャリしてても美人なのは橋本環奈ちゃんだけだと思うので、はなから彼ら3人の望みは無謀だったということです。

ざまみろ。腹壊せ。バーカ。

 

 

 

呪詛の言葉で記事を〆るのは心苦しいですが、私からは以上です。

さようなら。