こんばんは!
合川です。
2日間ブログの更新をお休みしてごめんなさい!
先週の青森旅行の日記は一度お休みして、今回は今日見てきた映画・パーフェクトブルーについて書こうと思います。
今敏さんが監督した映画で有名なのはパプリカですね。
パプリカは筒井康隆さんの小説が原作です。
いつかこのブログでも紹介できたらと思います!
(映画はまだ見ていないんですけど……)
さて、今回見た映画・パーフェクトブルーは期間限定の再上映でした。
映画館で映画を見たのは久しぶりです。
最後に見たのがかぐや姫の物語とかだった気がするので、かなり久しぶりですね。
映画のあらすじはこんな感じです。
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アイドルグループ「CHAM」から突如脱退し、女優へと転向した霧越未麻。
女優の道はドラマのちょい役から始まり、次第に暴漢に襲われるシーンの撮影やヌード写真集など過激な仕事も経て、じわじわと元アイドル女優としての人気がは高まっていく。
その一方で、未麻はこれらの仕事に心から納得することはできずにいた。
未麻は自分が脱退したあと順調に軌道に乗っていくCHAMのメンバー、アイドル時代との変わりようを嘆くファン、自身のアイデンティティであった「アイドル」をいとも容易く消費するメディアの存在を目の当たりにする。
そして何より「自分は汚れてしまった」という意識により彼女の心は擦り減っていく。
そんな彼女の心の不安定さに拍車をかけるように、未麻宛てに届く爆発物や脅迫状、自分を監視するストーカー、そして自分に成りすましたウェブサイト。
未麻の精神が限界を迎える中、未麻の関係者が次々と殺害されていく。
自分は誰なのか? 本当の霧越未麻はどこにいるのか?
あなた、誰なの? これは夢?それとも現実?
自分がおかしいのではないか?
自分が殺したのではないか? いや自分は殺していない。本当に?
未麻の精神は虚構と現実をぐるぐると行き来し、次第に限界を迎えることとなる……。
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ここまで書いといて言うのも何ですが、Wikipediaとか見た方が早いかもしれません。
(内心不本意ながらも)過激な役や撮影をこなした未麻が、その後自宅のお風呂に潜る場面や部屋をめちゃめちゃに荒らしながら泣く場面が一番きつかったです……。
また、未麻を「元アイドル・脱ぎます!」みたいな感じで簡単に消費するマスコミと消費者の関係性もなんか嫌(や)な感じでした。
そんなマスコミや未麻を表面上は軽蔑しながらも、好奇心に耐えられずヌード写真を見てニヤつく人々の姿がリアルで湿度が高かったです。
むむむ……。
過激なシーンやショッキングなシーンも多かったですが、とても面白い映画でした。
時代を感じるな~とおもったところもちらほら。
今敏さんの作品はとても魅力的ですね。
今度はアマプラとかでパプリカ見てみたいと思います。
まだ興奮して心がざわざわしてます。
今日はこの辺で失礼します!おやすみなさい!
以下、思いついたことをバンバン書きます。眠いので支離滅裂かも。気にしないでね
「アイドルの霧越未麻」という、自身を構成する重要な要素(アイデンティティ)が、社会の中でいともたやすく蹂躙され、消費されたことで、自分にとっての自分の価値が下がること。それゆえに自信を見失い、自分と他者の境界線が曖昧になること。
自分の中から自分を構成するアイデンティティが失われたとき、あるいはそれらの価値が無くなったとき、私たちは正気を保てるのだろうか。
というかそもそも、今の私たちにそんな確固たるアイデンティティがあるのか。たぶんない。あったらかなりすごいと思う。
没個性とか無個性とかそういうことじゃなくて、そもそも自分がいない。
なんとなく生きてる亡者とかゾンビみたいな感じ?
みんな好きだから好き。
自分を自分たらしめるものが他人の存在ありきで良いのか?
自分自身が大衆によって容易く消費されるコンテンツと化すことは幸福なのか?
何か誰かの二番煎じ。そこにプライドや情熱はあるか。
理想の自分と現実の自分の落差に落胆してぶちのめされてしまうこと、それを受け入れるための痛み。
受け入れられなかった人間はどうなるのか。
みたいなことを考えていました。読み返しません、眠いので
明日になったら自分で「何言ってんだこいつ」みたいに感じるかも。
おやすみなさいzzz。