こんばんは!
合川です!
昨晩は今日の金曜ロードショー「ノートルダムの鐘」をたくさんの人に観てほしいがあまりに取り乱してしまいました。
お見苦しいところを。
大変失礼いたしました。
今日の金曜ロードショー、皆さん観ました?
ね。あーしが言った通り、すごいっしょ?
オープニングも劇中歌もエンディングも泣けますよね。
私は泣きました。
というか、さっきまで観てました。
余韻に浸りつつ、簡単に映画の感想を書こうと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・オープニングからすごい!
讃美歌(ミサの曲)のコーラスから始まります。
物語や大聖堂の神聖な雰囲気と合っていて、壮大な物語が始まる感じがすごく良い。
「あぁ……はじまるなぁ……」という気持ちと「すごい物語だったなぁ……」という気持ちが同時に来る。
と思ったらいきなり3拍子のワルツ調?の曲に変わり、雰囲気が一変。
クロパン(映画ではジプシーの長)の滔々とした語りであらすじ(バックグラウンド)が語られます。
ここでの人形劇と影絵の演出が良いんだよなァ……
どんなことも全て、結局は人間の営みが織りなす喜悲劇に過ぎないのか……という気持ちになります。
・エスメラルダがキュート&セクシー!
前に視聴したのは5年前(中学3年生)の時だったので、その時とはキャラクターの印象もかなり変わりました。
エスメラルダが記憶の10倍はセクシーだった。
私も大人になりましたね。
薄くてひらひらした深紅のドレスを着て、体をくねらせて踊る姿、魅惑的すぎる!!!
膨れ上がるドレスの紅と凛としたエメラルドの瞳、シャラシャラと揺れる金色の耳飾り……
そんなんもう、誰だってあなたに釘付け。もう虜。
案の定、仕事一筋のフロローおじさんには刺激が強すぎましたね。
エスメラルダのドレス、たぶん素材もシルクとかの良いものではないんでしょうね。
所詮は寄せ集めの、1日限りのランチキ騒ぎのお祭りだし……。
逆にそのチープさがエスメラルダのジプシーらしさ、自由さ、美しさをより一層引き立てているのではないでしょうか。
ゴミ溜めの中の薔薇一輪、みたいな。
・え……? フロロー……お前………え……?
フロローおじさんが想像の10倍気持ち悪い・邪悪。
エスメラルダの背後から髪の匂いを嗅ぐな!!
嗅ぐのが髪の毛なのもキモポイント加点対象です。
でも実際、エスメラルダって良い匂いしそうですよね。
フローラル系の匂いというよりはむしろ、炒った麦や木の実みたいな香ばしい匂いがしそう。
実質グラノーラ。おいしそ。
フロロー、かなりひどいことしてません?
カジモドの実のお母さんはジプシーだったのですが、治安維持を謳うフロローに追い掛け回されます。
赤子を抱いたまま大聖堂に助けを求めるも、馬に乗ったフロローに蹴り飛ばされ、階段に頭を打ち死亡してしまいます……。
自身の正義・信仰と愛欲のはざまで苦悩し、暴走するフロロー。
逃亡したエスメラルダを探し、パリのあちらこちらを燃やして回ります。
ジプシーを匿っていたと疑われる粉屋さんを家に閉じ込め、その上放火してました。
幼子もいるんだぞ!!!
そこまでするか……ドン引きです。
・唐突なカップル誕生に脳が破壊される
エスメラルダに淡い恋心を寄せるカジモド。
「エスメラルダはもしかしたら、自分のことを好いてくれるのかも……!」と、もうウッキウキで歌とか歌っちゃうもんね。ルンルン!
しかしその直後、負傷したフェビュス隊長(イケメン、勇敢、良い奴)がエスメラルダに連れられ、カジモドのもとにやってきます。
で、その流れで2人はキスをします。
カジモドは近くにいるし見てるし。
しかもここカジモドの部屋だし。
カジモドの初恋は、好意を寄せる女の子が自分よりハイスペックの男とキスをするところを目撃したことで、バリバリに破かれます。
さっきまで「僕のこと好きになってくれるかな?」と歌っていたのに。
展開を知っている私の脳も破壊されました。
・「地獄に堕ちる」ことの恐ろしさ
物語はとうとうクライマックス!
処刑されるエスメラルダを、すんでのところで救出したカジモド。
エスメラルダを担ぎ上げたまま大聖堂に登り、「ここは聖域だ!!」と叫ぶシーンは鳥肌ものです。
その直後、あの手この手を使って大聖堂まで追いかけてきたフロロー。
カジモドの目の前でエスメラルダの殺害を試みるも、カジモドにあっけなく剣を取り押さえられます。
めっちゃ怯えてる。
そりゃそうだよね。カジモドは毎日鐘をついているうえに、大聖堂をその身一つでよじ登るフィジカルを持ちあわせているので、力では絶対勝てません。
結局フロローは欄干から落ちて自滅するのですが、この「地獄に堕ちる」イメージが本当に恐ろしい……。
神をも恐れぬような男が、最期は石像(ガーゴイル)に睨みつけれ、己の罪と地獄に怯えながら真っ逆さまに落ちていく……
怖すぎる。
ミュージカル版はフロローの最期が違った気がします。
エスメラルダは結局火刑に処され、カジモドの延命も虚しく亡くなってしまいます。
カジモドは彼女を死に追いやったフロローに激高し、
「梁(はり)のような太い腕でフロローを抱え上げ、『言ったでしょう? 僕、とても力が強いんだって』――そう言って大聖堂の上からフロローを投げ落とした!」
衝撃的過ぎて未だに覚えてる。確かこんな感じだったと思います。
フロローの狂気(変態性)でかすみがちですが、クライマックスになって初めて見せるカジモドの狂気が本当に恐ろしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まだまだ書きたいことは沢山あるんですが、この辺で終わらせておきます……。
他の方の感想も気になりますね!
映画を観て、「ノートルダムの鐘良いわぁ~」と感じた方は、ぜひぜひ原作やミュージカルもチェックしてみてくださいね。
ミュージカルは劇団四季公式youtubeで、予告編クリップは観れた気がします!
劇団四季さん!!再演待ってます!!!
おやすみなさい!!