合川小春

夏生まれです! うさぎと豆腐と本が好きです!

今読んでる本が面白いって話でもしようかなSP

こんにちは。

師走の候、クソ寒いですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は最近は人のやさしさ暖かさに触れて心温まっています。羨ましかろう。合川小春です。

 

最近、ブロガーさんと交流を始めたんですが、やり取りをする度にこんなに優しい人っているんだ……とビビり散らかしています。

そして己の矮小さを知るのよ。

「羨ましかろう」とか言っちゃう奴はたいてい矮小な三下の小物なのよ。

 

 

それはさておき。

今読んでる本が面白かった話でもしようかなSP

今読んでる最中だからあんまり内容に関してはまだ書けないけど!!

 

 

①『お父さん、戦争の時何していたの ―ナチスの子どもたち―』

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www.kosho.or.jp

 

本の左下を頑なに抑えているのは、大学図書館の本だから。

ラベルが張ってあるのよ。

 

 

まだ途中までしか読んでないんですけど、平たく言ってしまうと「親(親世代)の犯した罪は、その子どもたち(子世代)の人生にどのように影響しているか」みたいな本です。

影響って言っても、就職差別とかそういう話じゃなくて、その子の人生観や宿命的なものへの影響。

 

登場する子どもたちの親世代は、ナチスドイツ政権下において、ユダヤ人虐殺に様々な形で加担していた人たち。言ってしまえば、加害者側の人間、限りなく罪人に近い人達。

その子どもたちは、親のかつての行いをどのように捉えているのか、親をどのように見ているのか。様々なケースがある。本当に人による。

肯定する人(正当化しなければやってられない人)、軽蔑する人、許さない人、……

「子どもたち」も、大抵みんな大人。大人になって物事の色々な側面が見えてくるからこそ、「一緒に遊んでくれた優しいパパ」と「殺戮者に加担した者」とのギャップに悩み、葛藤を抱く。

 

自分は全然世界史専攻じゃないし、卒論の内容とは直接かかわる内容じゃないです。

が、加害者と被害者、時間軸や親子・家族関係の中での加害者/被害者みたいな部分が個人的に気になっていたので、読めて良かったなという感じ。

 

 

②『あのころはフリードリヒがいた』

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これも大学図書館の本だから左下を抑えているわよ。

大学1年の時に読んで、めちゃめちゃ衝撃を受けて、二度と読みたくないと思った本。

そのくらいキツい。

児童向けだと思って読んでみ?

排除の論理が人々にとって当たり前のものであったか、いかにして排除が浸透していったのかとか、いかにして暴力を伴う排除がまかり通っていったのかとか、本当に生々しい。読んでいて苦しい。本当に苦しい。

教科書のテキストには登場しない、固有名詞を持った人の姿が見えてくるのが本当にきついのよ。

 

何が一番きついって、この時代に、自分が多数派の側に立っていたら、自分も排除に加担していただろうなって確信してしまうところ。

「自分は絶対そういうことはしない!」って言いきれないと思うんだ。

 

関連して、まだ全然読めていないけどハンナ・アーレントも読みたいと思っている。

買ってはいるけど、卒論の内容にじかに関係しないと思うと後回しになってしまいがちだ。

 

 

1年生の時の第二外国語はドイツ語を選択しました。

その時にドイツ語にドはまりして、ドイツ語の先生と仲良くなっていろんな本を紹介してもらったり、ドイツ文学を中心に読み漁ったり、「いつかドイツ行ってみたいな~」って思って単語アプリで勉強してみたりしてた。

 

ドイツ行きたいは結局諦めてしまって、第二外国語の履修終わった瞬間ドイツ語の勉強もしなくなってしまいました。

でもその時に、原書を買っていたらしい。なんかかっこよくね?って理由で。

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童話とかの簡単なテキストしか読めないのに、本格的な本に手を出して挫折する典型的パターン

元々が勉強不足なのもあるけど、てか、シンプル2年のブランクで読めん。

 

1年生の時はちゃんと細かく読み込もうとしてたみたいだけど。挫折するパターン

途中から飽きてきて、日本語の方の内容をある程度暗記したうえで原書に目を通し、「ふ~~ん」みたいな感じで雰囲気で読んでた気がする。

それでも意外と内容が分からなくはない、気がする。気がする(重要)

 

 

『あのころはフリードリヒがいた』、もう二度と読み返したくないって言っておいて、最近大学の授業で使うかも? という理由で読み返すことを決意した。

覚悟はしていたがやっぱりつらい。

 

これを機に原書の方ももう一回挑戦してみようかな……。

 

 

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ここまでの流れとは全然関係ないんですけど、

自分はあんまり自己啓発本とか読まないんですよね。

代わりに、古典とか文学とかの中にそういったエッセンスを見出しがち。

「現代ピープルの悩みはn年前の先人がすでに経験済み、かつ、何らかの解決策や、解決に至らなくてもその過程やヒントについてを書き残しているはず」と考えている。

自己啓発本だと、そういった解決策が直に書かれているから、なんか素直に受け取れない。ひねくれてんのよな。

 

私みたいなひねくれてるひとは、古典を読もう、名作を読もう。

んで自分でその解決策のエッセンスを探そう。んで自分で解釈しよう。

そういう話。

おやすみなさい!!